【2025年最新】ノーコードで作るスマホアプリ開発 完全ガイド

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スマホアプリの開発の仕方の違い

1-1. 定義の差

アプリ開発には3つの方式があります。
これら三つの方法は、以下のような表にまとめられます。

方式概要できること費用感期間目安向いているケース
ノーコード画面を並べて作成基本的な業務アプリ・管理画面50万〜500万円3週間〜3ヶ月素早い検証・小〜中規模業務
ローコード見たまま作成+一部コード複雑な処理・外部連携100万〜800万円前後1〜4ヶ月柔軟性と速度を両立したい
スクラッチ全てコードで開発自由度最大・特殊要件対応1,000万円〜半年〜1年以上大規模・独自サービス

● ノーコード(Click, Lark, Kintoneなど)

画面パーツを並べて作る方式。コードを書かずに開発できます。

  • 画面作成:ドラッグ&ドロップ(マウスで作成可能)
  • データ管理:テンプレート設定
  • 非エンジニアでも参加しやすい

開発費用はおおよそ50万〜500万円に収まりやすく、期間も3週間〜3ヶ月程度が目安。
従来より大幅にスピードとコストを削減しやすい点が最大の特徴です。

また、機能追加が速いのも強みで、
1つの改善が「数時間〜数日」で終わることもあります。
新規事業のように素早い検証が必要な場面と相性が良いです。


● ローコード(Bubbleなど)

ノーコードと同じ“見たまま作る方式”ですが、
不足部分を少しのコードで補えるため自由度が高い方式です。

  • 特殊な計算
  • 外部サービスとの細かい連携
  • 複雑な条件処理

これらも対応しやすく、
ノーコードより自由、スクラッチ(0から完全コード開発)より負担が小さい のが特徴です。


● スクラッチ(0から完全コード開発)

全てをコードで作る方式。

  • 自由度は最大
  • 大規模・特殊な要件にも対応
  • ただし期間・費用・専門スキルの要求は最も大きい

従来の開発では、
1,000万円以上・半年〜1年以上かかることも一般的です。


1-2. 速度・コスト・拡張性の違い

1) スピード

  • ノーコード:最も短期間で形にしやすい
    → 試作品なら数週間、本番用でも1〜3ヶ月が目安
  • ローコード:ノーコードより少し時間がかかる
  • スクラッチ:最も長い。6ヶ月〜年単位も多い

2) コスト

  • ノーコード:初期費用を大きく抑えやすい
    従来の50%以上削減できる例が多い
  • ローコード:中間的なコスト
  • スクラッチ:最も高額になりやすい(人件費が高い)

3) 拡張性

  • ノーコード:ツールの範囲内で作る前提
    → ただし、機能追加は最速
  • ローコード:不足部分をコードで拡張可能
  • スクラッチ:最大限自由に作れる

まとめ:ノーコードのメリットは3つ

  1. 費用を抑えられる(従来の50%以上削減しやすい)
  2. 期間を短縮できる(3週間〜3ヶ月で形にできる)
  3. 改善スピードが速い(数時間〜数日で機能追加も可能)

特に「まず作って試す」「改善しながら育てる」という新規事業の文脈では、
ノーコードの強みが最大限に活きます。


2. ツール紹介(用途と特性)

ここでは、スマホアプリ・業務アプリでよく使われるノーコードとローコードの代表的なツールを、
「向いている用途」「向いていない用途」を中心に分かりやすく整理しました。

ツール主な特徴向いている用途向いていない用途
ClickiOS/Android/Webを同時開発、日本向け連携に強い店舗アプリ、予約アプリ、会員アプリゲーム、3D、複雑なアニメーション
Adaloテンプレ中心で見た目が整う、ストア公開が簡単予約、マッチング、SNS風コミュニティ大規模データ、複雑な管理画面、権限管理
Bubble自由度が高いWebアプリ向けノーコード予約サイト、管理画面、Webサービススマホ特有の細かい動作重視
Larkチャット・申請・業務ツール一体型社内申請、管理アプリ、チェックリスト外部向けスマホアプリ、BtoC
kintone業務データ管理に特化、入力が簡単社内データ管理、申請フロー、在庫・売上管理デザイン性の高い一般向けアプリ

2-1. Click の特徴

  • iOS / Android / Web をひとつのプロジェクトから同時に作れる
  • 日本語で使いやすく、国内向けの要件とも相性が良い
  • LINEやPayPay連携など、日本の利用シーンにある機能を設定しやすい
  • スマホアプリを短期間で作ることに向いている

向いている用途: 店舗アプリ、予約アプリ、会員アプリ
向いていない用途: ゲーム、3D、複雑なアニメーション

👉Clickの機能や特徴をまとめた記事はこちらからご覧いただけます ↓

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2-2. Adalo の特徴

  • 見た目のきれいなアプリをテンプレートで簡単に作れる
  • App Store / Google Play への公開までの流れが用意されている
  • 小規模サービスなら素早く形にできる

向いている用途: 予約、マッチング、SNS風のコミュニティ
向いていない用途: 大規模データ、複雑な管理画面、細かい権限管理

👉Adaloの機能や特徴をまとめた記事はこちらからご覧いただけます ↓

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2-3. Bubble の特徴

  • ノーコードの中でも自由度が高い部類
  • Webアプリ(ブラウザで使うアプリ)を作るのが得意
  • 外部サービスとの連携や拡張も多い

向いている用途: 予約サイト、管理画面、大規模展開のWebサービス
向いていない用途: スマホアプリとしての細かい動きを重視するアプリ


2-4. Lark の特徴

  • チャット、カレンダー、ドキュメント、ワークフローなどが一体
  • 「簡単な業務アプリ(勤怠管理、申請)」をノーコードで作れる
  • 社内利用に強い

向いている用途: 社内申請、簡単な管理アプリ、チェックリスト
向いていない用途: 外部ユーザー向けのスマホアプリ、BtoCサービス

👉Lark全体の機能や特徴をまとめた記事はこちらからご覧いただけます ↓

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2-5. kintone の特徴

  • フィールド(入力項目)を並べるだけで業務アプリを作れる
  • 顧客管理・案件管理・日報など「事務作業のデータ化」が得意
  • スマホアプリもあり、外出先の入力に強い

向いている用途: 社内データ管理、申請フロー、在庫・売上管理
向いていない用途: デザイン性の高い一般向けアプリ


3. ノーコード開発の必須注意点

ノーコードは便利ですが、正しく準備しないと 途中で作業が止まる・作り直しになる ケースが多いです。
特に大事なポイントを3つに絞ってまとめます。


3-1. ツールの制約を最初に確認すること

ノーコードには「向いていること」と「向いていないこと」があります。

向いていない例:

  • 複雑な動きのあるアプリ
  • 3D・ゲーム性のある動き
  • 高度な検索やAI的なおすすめ機能
  • 同時に使われることが非常に多いサービス
  • 細かい動作を自作したい場合

こうした機能は、最初からノーコードでは難しいことが多いです。

作り始める前に、ツールでできる/できないを確認しておくことで、
途中の破綻を防げます。


3-2. セキュリティとデータ構造を後回しにしない

ノーコードでも、扱うデータは重要です。

  • ユーザー情報
  • 予約内容
  • 売上や顧客データ
  • 社内の申請内容

これらは、どれも大切な「業務データ」です。

そのため、最初に次の2点を決めることが重要です。

① 権限(アクセス権)
誰がどのデータを見られるか、編集できるか。

② データ構造(データの入れ物)
項目の作り方、どのデータとどのデータをつなぐか。

ここを曖昧にすると、
後半で「もう一度全部作り直す」ことになりやすい領域です。


3-3. 運用(使い続ける仕組み)を最初に決める

アプリは「作る → 出す」で終わりではありません。

  • 情報の更新
  • 問い合わせ対応
  • データの整理
  • 不具合が出たときの修正
  • 利用者が増えたときの管理

これらを 誰が、どれくらいの頻度で、どう進めるのか を先に決めると、
運用でつまずかなくなります。

ノーコードは特に、
「作るのは速いのに、運用で止まる」という失敗パターンが目立ちます。


4. 開発の流れ(ノーコード/ローコード共通)

ここでは、初めてアプリを作る人でも理解しやすいように、
開発の流れをステップごとに整理します。


4-1. 目的設計と必須機能の整理

最初に明確にするのは、
「このアプリで何を達成したいのか」 です。

例:

  • 予約を受け付けたい
  • 顧客管理をスマホで簡単にしたい
  • イベント参加者の管理を楽にしたい
  • 社内の申請の流れを統一したい

目的が決まると、必要な機能が自然と絞れます。

最初は“必要最低限”だけにするのが正解です。


4-2. UI(画面)・導線・DB(データの入れ物)設計

次に、必要な画面をすべて書き出します。

  • ログイン
  • 登録
  • 一覧
  • 詳細
  • 管理画面

そして、それぞれの画面がどうつながって動くかを決めます。

さらに、扱うデータを整理します。
データベース(DB)とは 「情報をしまう箱」 のイメージです。

例:

  • 名前
  • メールアドレス
  • 日時
  • メニュー内容
  • 金額
  • フラグ(状態を表す印)

ここが整理されると、アプリの土台が安定します。


4-3. ロジック(動きの仕組み)と外部連携

ロジックとは 「ボタンを押したら何が起きるか」 のルールです。

  • 登録ボタン → 情報を保存
  • 予約 → 通知を送る
  • 条件に合うデータだけを表示する

ノーコードでは視覚的に設定できますが、
複雑にしすぎないことが成功のコツです。

外部連携(決済、メール送信、LINE通知など)もここで設定します。


4-4. テスト・申請・公開

アプリが形になったら、次のチェックをします。

  • 正しく動くか
  • 間違った入力をしても壊れないか
  • スマホの画面で崩れないか
  • 権限設定は問題ないか

スマホアプリの場合は、
App Store と Google Play への申請が必要です。

審査の日数は変動するので、
公開スケジュールに余裕を持つことが大事です。


4-5. リリース後の改善

公開して終わりではなく、
むしろここからがスタートです。

  • 利用者の声
  • よく使われる画面
  • 使われていない機能
  • ミスにつながる導線

これらを見ながら、
小さく改善を繰り返すことでアプリは育っていきます。

ノーコードは修正→反映が早いので、
ここでの強みがとても大きいです。


5. ツール選定で本当に必須な基準

5-1. 予算で候補を先にしぼる

ツールには、月額が

  • 数百円〜数千円
  • 1万円前後
  • 企業向けの数万円〜

など幅があります。

いきなりすべてを比較すると、
「どれもよく見える」「違いが分からない」状態になります。

そこでまず、
予算でざっくり候補を半分以下に絞るのが最初の一手です。

  • 小規模/個人:低価格帯
  • 事業利用:中価格帯
  • 社内DXや本格運用:ユーザー課金型や企業向けプラン

スタートの段階では、
“選択肢を減らすための条件”としての予算は非常に有効です。


5-2. 必須機能が「最初からできるか」を確認する

ツールの比較で最も大事なのは、
「標準の状態で何ができるか」 です。

例:

  • 予約の仕組み
  • 会員登録・ログイン
  • 通知の仕組み
  • 決済機能
  • 外部サービスとの連携
  • ストア公開(スマホアプリの場合)
  • データの一覧/詳細表示
  • 権限管理(見られる範囲の設定)

ノーコードは便利ですが、
「後でなんとかできるだろう」と期待して選ぶと、
途中で詰まるリスクが高くなります。

なので、
“今の要件が何%そのまま作れるか?” を軸に比較するのが安全です。


5-3. 運用(使い続ける作業)を現実的に見ておく

アプリは作って終わりではありません。

リリース後には次の作業が必ず出てきます。

  • 内容の更新
  • 利用者の管理
  • お知らせ・通知の設定
  • 問い合わせ対応
  • データの整理
  • 軽微な修正
  • 新しい画面や項目の追加

これらを
「誰が・どれくらいの手間で・どんなツール操作で行うか」
を先に考えることで、後の負担を大きく減らせます。

ツールによっては、

  • 管理画面が扱いやすい
  • 更新がすぐ反映される
  • スマホから管理しやすい
  • 複数人で編集しやすい

など運用のしやすさが全く違います。

作るスピードより、“使い続けるラクさ”で選ぶ方が、長期的には失敗しません。


まとめ

ノーコード/ローコード開発をざっくり整理すると、ポイントはこの3つです。

  • ① まずノーコードで“試作品〜初期版”まで一気に作る
    • 従来より「費用は50%以下」「期間も1〜3ヶ月」が現実的なライン
    • 新規事業や新サービスの検証フェーズと相性が良い
  • ② 足りないところだけローコード or スクラッチで補う
    • 特殊な処理や大規模対応が必要になった部分だけ、コードで拡張する
    • いきなりフルスクラッチにせず、「ノーコード → 必要なところだけ強化」の順で考える
  • ③ ツール選定は「予算・必須機能・運用のしやすさ」の3点だけを見る
    • 予算で候補をしぼる
    • 標準機能でどこまで作れるかを確認する
    • 「誰がどう運用するか」を具体的にイメージして選ぶ

この流れを押さえておけば、失敗しにくい開発の進め方ができます。

ノーコード導入を考えている方へ

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

この記事を読んで、「ノーコードで業務や新しい事業を進めたい!」
そう思ってみたものの、「どのツールを使えばいいのか分からない」と感じる方は多いです。
ツールの情報は多く出ていても、実際に、自分のやりたい目的に当てはめると判断まではできない。
ここで手が止まってしまうのは、ごく自然なことです。

私たちソウゾウは、これまで110社以上のノーコード導入支援を行う中で、
最初にツール選定を誤ることで、後から作り直しになるケース
を数多く見てきました。

だからこそ、導入前に
・何を目的に、どんな運用を想定しているのか
を開発前の着実なヒアリングで整理し、本当に合うツールを一緒に決めることを大切にしています。

いきなり全体を一気に導入でなくても構いません。
まずは一部の業務を想定しながら、ツール選定だけでも整理してみませんか。
ノーコードツール選定の無料相談をご利用いただけます。

この記事を書いた人

ソウゾウ合同会社代表/一般社団法人Nocoders Japan 理事/ノーコードClick公式パートナー企業/Lark公式パートナー認定店/サスケWorks公式パートナー企業
ノーコードを活用して、毎年50以上の新規事業開発支援やDX支援を行っている。

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