[2025最新]Adaloの使い方完全ガイド|開発の流れ・機能解説・コスト比較まで徹底解説

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この記事はこんな方におすすめ!

  • プログラミングなしでアプリ開発を始めたい初心者
  • 短期間でプロトタイプやMVPを構築したい個人や企業
  • Adaloが自社のプロジェクトに適しているか判断したい方

本記事では、Adaloでできること・できないことを解説し、開発の流れや活用方法を詳しく紹介します。

はじめに

Adalo(アダロ)は、プログラミングの知識がなくても直感的にアプリを開発できるノーコード開発プラットフォームです。スマートフォン向けアプリやWebアプリを短期間で構築できるため、スタートアップや個人開発者、中小企業にも人気があります。

本記事では、Adaloを使ったアプリ開発の基本的な流れをステップごとに解説します。初心者でも分かりやすいように、アカウント作成からデータベース設計、UI構築、公開までのプロセスを具体的に説明していきます。

ノーコード開発に興味があるけど、何から始めればいいかわからない…
Adaloでアプリを作ってみたいけど、使い方がわからない…

そんな方に向けて、実践的な開発フローを解説しますので、ぜひ参考にしてください!

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① アカウント作成 & プロジェクト開始

1.Adaloの公式サイトにアクセス


まずは、Adalo公式サイト にアクセスし、右上の「無料で始める」ボタンをクリックします。

メールアドレス・パスワード・ユーザー名を入力し、アカウントを作成してください。登録したメールアドレスに確認メールが届くので、認証を完了させます。

2.新しいプロジェクトを作成
ログイン後、「Create New App」をクリックし、以下のオプションを選択します。

プラットフォーム:「Mobile, Tablet, & Desktop」または「Mobile Only」から選択。今回は、「Mobile Only」を選択します。

  • テンプレート:既存のテンプレートを利用するか、「Blank App」でゼロから作成する。今回は、Blankを使用します。
  • アプリ名とテーマカラーを設定し、「Create」をクリック

これでプロジェクトの準備が完了しました!次に、アプリのデータ構造を設計していきます。

② データベースの設計

1. データベース(Collection)の作成
画面左側の「Database」タブをクリックし、「Add Collection」ボタンを押します。ここでは、アプリ内で使用するデータを管理します。例えば、ユーザー情報や予約データなどを追加できます。

2. フィールドの設定
データベースに必要な項目(フィールド)を追加しましょう。例えば、ユーザー情報データベースには以下のフィールドを追加できます。

  • Name(テキスト): ユーザーの名前
  • Email(テキスト): ユーザーのメールアドレス
  • Password(パスワード): ユーザーのパスワード
  • Profile Image(画像): ユーザーのプロフィール画像

3. リレーション(データの関連付け)
例えば、「予約情報」と「ユーザー情報」を関連付けることで、特定のユーザーが作成した予約だけを表示するといった処理が可能になります。

「+ Add Relationship」をクリックし、双方向の適切な関連付けを行います。

③ 画面(UI)の作成

1. ホーム画面の作成
「Screens」タブを開き、最初に表示される画面を作成します。「+ Add Screen」をクリックし、以下のテンプレートから選択可能です。

機能一覧
Adaloは、使用できるUIがコンポーネントのまとまりでも、機能が提供されています。以下がそれらの、機能一覧になります。

1. コンポーネント(Components)
機能の説明:アプリの画面にテキスト、ボタン、リスト、画像などのUIコンポーネント単位の機能を提供する。

2. セクション(Sections)
機能の説明:アプリの特定のレイアウトやデザインテンプレート単位の機能を提供する。

3. フィーチャー(Features)
機能の説明:アプリに追加できるページ単位の機能を(ログイン機能、データベースの接続など)を提供する。

2. コンポーネントの追加
左側の「+」ボタンをクリックすると、以下のUIコンポーネントを追加できます。

  • Text(テキスト):画面に見出しや説明を追加
  • Button(ボタン):アクションを実行するボタンを配置
  • List(リスト):データベース内の情報を表示

例えば、Listを追加して、登録されたユーザーを一覧表示させることも可能です。

④ アクション設定(データ保存・遷移)

1. ボタンのクリック時の動作を設定
ボタンをクリックし、右側の「Actions」タブから「Add Action」を選択します。ここでは、以下の動作を設定できます。

  • Link to another screen(別の画面に遷移)
  • Create new record(データベースに新しいデータを追加)
  • Update record(既存のデータを更新)

例えば、サインアップボタンをクリックすると、データベースに新しいユーザーが登録されるように設定できます。

⑤ 外部ツールとの連携(Google Sheets・Stripe決済など)

1. Google Sheetsとの連携(データ管理)
Adaloには外部APIと接続する機能があります。「External Collections」を使用すると、Google Sheetsのデータをアプリ内で表示・編集可能です。

⑥ テスト & 公開(Web / App Store)

1. アプリのプレビューとテスト
「View App」の「Starting Preview」ボタンをクリックすると、実際のアプリの動作を確認できます。ここで、画面遷移やデータの保存が正しく動作するかをテストします。(リストTitleをFull nameにして、仮のアイコンを挿入しています。)

2. Webアプリとして公開

「View App」の「Share Test Your App」ボタンをクリックすると、実際のアプリの動作を確認できます。ここで公開URLが生成されるので、ユーザーに共有可能(Adaloのバグにより、違うアプリのリンクが載っていることがあります。)

3. App Store / Google Playへ申請
モバイルアプリとして公開する場合は、「Publish」タブから設定を行います。

公開に必要な情報

  • Apple Developer & Google Play Developer アカウントを用意
  • iOS / Android の各ストアの要件を確認し、必要な情報を入力
  • 「Submit for Review」をクリックし、審査を依頼

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Adalo開発で最初に実装すべき機能一覧

ユーザー登録・ログイン(認証・権限管理)

アプリの基本となるユーザー管理機能を実装します。 これにより、ユーザーごとのデータ管理やアクセス制御 が可能になります。

手順

  • 既存のユーザー登録・ログインを使用する
  • フォームを編集し、ユーザー名・メールアドレス・パスワード の入力欄を設定
  • 「Submit」ボタンを設定し、データベースにユーザー情報を保存
  • ログイン後の遷移先を設定(例:「Home」画面)

活用例

  • 会員制アプリ(SNS・ECサイト・予約システムなど)
  • 社内向けアプリでのアクセス制限

データベース構築(顧客情報・予約データなどの管理)

アプリで扱うデータを整理し、適切なデータベースを作成します。

手順

  • 「Database」タブを開く
  • 「+ Add Collection」 をクリックし、新しいデータベースを作成(例:「Users」「Orders」「Products」など)
  • 必要なフィールド(項目)を追加(例:名前・メール・注文日など)
  • ユーザー情報と関連付ける場合は、「Add Relationship」で他のデータと紐づけ

活用例

  • 予約管理システム(予約情報・ユーザー情報の保存)
  • 顧客管理(CRM)アプリ

リスト表示・検索(商品・ユーザー・予約情報などを一覧表示)

データベースに登録された情報をアプリの画面に一覧表示し、検索機能を追加します。

手順

  • 「+ Add Screen」 から「List」テンプレートを選択
  • 表示するデータ(例:「Users」)をデータベースと連携
  • 検索バーを追加 し、「Filter by」機能を活用して検索も可能

活用例

  • 商品一覧(ECアプリ)
  • ユーザーリスト(SNS・会員制サービス)
  • 予約一覧(予約システム)

フォーム入力・データ送信(予約・問い合わせ・投稿機能)

ユーザーが情報を入力し、データベースに保存できる機能を実装します。

手順

  • 「+ Add Component」 から「Form」を追加
  • 保存先のデータベースを選択(例:「Contacts」)
  • 入力フィールドをカスタマイズ(例:名前・日付・コメントなど)
  • 「Submit」ボタンのアクションを「Create New Record」に設定

活用例

  • 予約フォーム(宿泊・飲食・イベント予約)
  • 問い合わせフォーム
  • ユーザー投稿機能

通知機能(プッシュ通知・メール通知でユーザーをリマインド)

アプリ内でユーザーにリマインド通知を送信し、利便性を向上させます。

手順

  • 「+ Add Component」から「Trigger Notifications」を追加
  • 送信タイミングを設定(例:「問い合わせ時に受け取る」)
  • 通知の内容をカスタマイズ(例:「お問い合わせが届きました!」)
  • 送信対象を設定(例:管理者)

活用例

  • 予約リマインダー通知
  • 注文状況の通知(発送完了など)
  • 新機能・キャンペーンのお知らせ

決済機能(Stripe連携によるオンライン決済)

ECアプリやサブスクリプション型のアプリでは、決済機能が不可欠です。Adaloでは、Stripeを使って簡単に決済機能を導入できます。

手順

  • 「+ Add Component」 から「Payments」を追加
  • StripeのAPIキーを設定(Stripeアカウントが必要)
  • 決済対象の商品データベースを設定

活用例

  • ECアプリでの決済機能
  • デジタルコンテンツの販売

Adaloの開発スケジュールと工数の目安

自社開発 vs 外注のスケジュール感

自社開発の場合

  • 初心者:3〜6ヶ月(学習+開発)
  • 経験者:1〜3ヶ月(テンプレート活用で短縮)

外注開発の場合

  • MVP開発(最小限の機能):1〜2ヶ月
  • 本格業務アプリ:2〜3ヶ月
  • 大規模アプリ(API連携・決済機能含む):3〜6ヶ月

開発期間の目安

開発タイプ自社開発外注開発
MVP(プロトタイプ)1〜6ヶ月1〜2ヶ月
本格業務アプリ2〜4ヶ月2〜3ヶ月
大規模アプリ3〜6ヶ月

MVP(Minimum Viable Product)は、最低限の機能を備えたアプリで、最短1〜3ヶ月でリリースが可能です。一方、業務アプリや大規模アプリでは、要件定義や設計、運用のための期間が必要になるため、より長期的な開発スケジュールが想定されます。

Adaloの開発・運用コストの詳細

Adaloを活用したアプリ開発では、「自社開発」か「外注開発」のどちらを選ぶかによって、コストや開発期間が大きく変わります。それぞれの開発方式について、初期費用や特徴を整理しました。

自社開発と外注開発のコスト比較

開発方式初期費用開発期間特徴
自社開発(初心者)¥0〜¥10万円(学習費用含む)3〜6ヶ月時間はかかるがコストを抑えられる
自社開発(経験者)¥0〜¥5万円1〜3ヶ月短期間で開発可能、スキル次第
外注(MVP開発)¥15万〜¥80万円1〜3ヶ月迅速なリリースが可能
外注(本格業務アプリ)¥80万〜¥150万円2〜3ヶ月設計から運用までサポートあり
外注(大規模開発)¥150万〜¥300万円3〜6ヶ月API連携や決済機能を含む高度な開発

自社開発はコストを抑えられる反面、初心者は学習に時間がかかり、運用・メンテナンスも自社対応が必要です。経験者なら短期間で開発可能です。

外注開発は、MVPなら安価かつ短期間でリリース可能ですが、本格的な開発になると費用が高額になります。その分、専門的な開発を任せられ、高品質なアプリが作れます。

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ランニングコストの内訳

1. Adaloの月額費用

  • Freeプラン(無料):基本機能のみ、ストア公開不可
  • Starter($36/月):1アプリ開発、基本機能利用可
  • Professional($52/月):複数アプリ、カスタム機能対応
  • Team($160/月):大規模開発向け、共同編集可能
  • Business($200/月):企業向け、高度な機能サポート

2. 運用に必要な追加コスト

  • App Store / Google Play登録費:¥10,000〜¥30,000(年額)
  • 外部ツール利用(例:Zapier, Stripe):¥0〜¥5,000/月
  • カスタム開発費(API連携、カスタムコンポーネントなど):都度見積もり

Adaloアプリ開発の運用方法

管理業務のポイント

Adaloアプリの運用では、定期的なメンテナンスと管理が必要です。特に、以下の業務が重要になります。

1. データ管理

  • ユーザー情報や予約データの定期的なバックアップ
  • データベースの整理(不要データの削除、構造の最適化)

2. ユーザー管理

  • アクティブユーザーの動向を分析し、機能改善の参考にする
  • 問い合わせやフィードバックに対応し、ユーザーエクスペリエンスを向上

3. アップデートと機能改善

  • 定期的に新機能を追加し、アプリの魅力を維持
  • バグ修正やセキュリティアップデートを実施

運用コストを抑える方法

Adaloアプリの運用コストは、工夫次第で抑えられます。

1. 無料 or 低コストプランを活用

  • 初期は Freeプラン で運用し、必要に応じて Starter / Professional にアップグレード
  • 必要最低限の機能でMVPを運用し、利益が出たら拡張

2. 外部ツールの利用を最適化

  • ZapierやMakeの無料プランを活用し、自動化を最小限のコストで実施
  • Google Sheetsと連携し、簡易的なデータ管理を実現

3. 内製化 vs 外注を適切に選択

  • 小規模アプリなら 社内運用 でコスト削減
  • 保守・改善が頻繁に必要な場合は、運用サポート付きの外注 を検討

Adaloを使いこなすためには?

学習リソースの活用

  • 公式ドキュメント & フォーラムAdalo公式ヘルプ で情報収集
  • YouTubeチュートリアル:初心者向けの動画で操作を視覚的に理解
  • ウェブサイトのブログ記事など:実際の開発事例を参考に学習

効率的な習得方法

  • 簡単なアプリを作りながら学ぶ:チュートリアルを見ながら実際に手を動かす
  • テンプレートを活用する:ゼロから作るのではなく、既存のテンプレートを修正して学ぶ
  • 小規模プロジェクトから始める:まずはMVP(最小限の機能)を作り、徐々にスキルアップ

ノーコード開発に関するご相談はソウゾウまで!

ソウゾウでは、数多くのノーコード開発実績より、お客様のプロジェクトの目的ごとに最適なノーコードツールのご提案〜設計〜デザイン〜実装〜リリース〜保守運用まで一貫してサポートさせていただいております。
・ノーコードを活用し、アプリ・システムをマルっと構築して欲しい
・アプリ/システムの土台の構築依頼とその後の運用の内製化(開発人材の内製化)までやってほしい
・ノーコード人材/開発人材/IT人材を内製化してほしい
 など
上記のようなご要望をお持ちの方は、下記よりお気軽にご相談ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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執筆者:西澤志門

執筆者:西澤志門

ソウゾウ合同会社代表/一般社団法人Nocoders Japan 理事/公認ノーコードAdaloエキスパート ノーコードを活用して、50以上の新規事業支援やDX支援を行っている。

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