AIエージェントの作り方|作った後に何が起きるかまで実例で解説【2026年】

「AIエージェントを作りたいが、何から手をつければいいか分からない」「作り方の記事は読んだが、本当に業務で使えるのか」——この記事では、自社メディアの全ページでAI営業チャットを本番稼働させている会社(支援実績150社以上)が、作り方と作った後に何が起きるかを書きます(2026年8月時点)。

結論

AIエージェントの作り方そのものは、いまや難しくありません。ノーコードのツールを使えば、半日で動くものができます。手順を解説した記事も無数にあります。

問題はその先です。作った後、それが役に立っているかを測る仕組みまで作らないと、動いているのかどうかすら分かりません。
この記事では、当社と支援先でいま実際に動いているAIエージェントを3つ——支援先で立ち上げから約3.5か月で問い合わせ0件から25件になった例、あなたがいま読んでいるこのメディアそのもの(記事の公開ペースが週1.3本→18.9本=約15倍。AIが使う道具は100本)、社内チャットのAI社員2人——と、反対に当社が測れていなかった例(自社メディアのAI営業チャットは、直近90日でリード0件と記録されていました)の両方を出します。うまくいった話だけでは、作った後に何が起きるかは分かりません。

クリックできる目次

01 AIエージェントの作り方 早見表

項目 内容
AIエージェントとは 指示を受けて自分で手順を決め、道具を使って、最後までやり切るAI。単発で答えるだけのチャットとは違う
作るのにかかる時間 ノーコードなら半日〜数日で動くものはできる
🔴 本当に難しいところ 作ることではなく「役に立っているかを測ること」と「間違えたときに気づくこと」
作る手順 ①任せる仕事を1つ決める ②渡す情報を決める ③道具を持たせる ④止め方を決める ⑤測る仕組みを作る
主なツール Dify(画面で組む)/n8n(処理をつなぐ)/Claude Code(自分で書く)
費用 ツール代は月数千円〜数万円。障壁にならない
実際に動いている例 支援先で約3.5か月で問い合わせ0→25件このメディア自体(公開ペース週1.3本→18.9本=約15倍・AIが使う道具100本)/社内チャットのAI社員2人(動画あり)実例はこちら
最も多い失敗 作って満足し、使われているかを誰も見ていない
最初に作るべきもの 止まっても事故にならない仕事。いきなり顧客対応に出さない

02 AIエージェントとは——チャットとの違いは「自分で手順を決めるか」

AIエージェントとは、指示を受けて、自分で手順を決め、必要な道具を使って、最後までやり切るAIのことです。

言葉が曖昧に使われているので、実務的な線引きを書きます。

チャット(普通のAI) AIエージェント
やること 聞かれたことに答える 目的を達成するまで動く
手順 人が1回ずつ指示する AIが自分で決める
外の道具 使わない 使う(検索・データベース・メール送信など)
止まるまで 1回の応答で終わる 目的を達成するか、上限に達するまで続く
🔴 リスク 間違った答えを返す 間違ったまま実行してしまう

差が出るのは最後の行です。チャットの失敗は「変な答えが返ってくる」で済みますが、エージェントの失敗は「変な処理が実行される」です。だから作り方の話に、止め方の設計が必ず入ります。

03 作る手順——5ステップ

ステップ① 任せる仕事を1つだけ決める

最初は操作ではなく選定です。基準は3つ。毎日または毎週やっている・判断がほぼ要らない・止まっても事故にならない。

「なんでもできるアシスタント」を目指すと、必ず失敗します。何でもできるものは、何にも使われません。

ステップ② 渡す情報を決める

エージェントの精度は、渡した情報でほぼ決まります。マニュアル、規程、過去のやりとり——何を読ませるかを先に決めてください。

ここで効くのが元の資料の作りです。表が画像になっている資料や、スキャンしただけの紙は読めません。取り込む前に、テキストとして選択できるかを確認してください。

ステップ③ 道具を持たせる

エージェントらしさが出るのはここです。検索する、データベースを読む、通知を送る——持たせた道具の範囲でしか動けません。

🔴 逆に言えば、持たせなければ絶対にできません。これが最も確実な安全策です。「消す」「送る」「支払う」といった取り返しのつかない道具は、最初は持たせないでください。

ステップ④ 止め方を決める

ここを飛ばした作り方の記事が多いのですが、実務では最重要です。決めるのは3つ。

  • 何回試したら諦めるか(上限を決めないと、延々と試行して費用だけ増えます)
  • 人の確認を挟む場所はどこか(外部に何かを送る直前が定番です)
  • おかしいとき、誰がどうやって止めるか

ステップ⑤ 測る仕組みを作る

そして、ここが本題です。次章で詳しく書きます。

🚀 まず動くモックを無料で受け取ってください——「爆速AIアプリ開発」

自社の業務にAIエージェントが成立するかは、1つ作ってみるのが最も早い判断材料です。当社は要件定義の前に、まず動くものをお出しします(簡単なものなら最短6時間モックの提示までは0円)。費用の目安はMVP・検証フェーズが50万円〜、本格構築・実運用が150万円〜、保守は月5万円〜です。

04 実際に動いているAIエージェント3つ——当社と支援先の実例

一般論は避けます。いま実際に動いているものを3つ出します。1つ目は支援先での成果、2つ目はあなたがいま読んでいるこのメディアそのもの、3つ目は社内で毎日使っているものです。
どれも「作れました」で終わっていない例として選びました。作った後に何が起きたかまで書きます。

実例①|支援先:立ち上げから約3.5か月で、問い合わせ0件から25件へ

何をしたか。支援先であるジンザイネシアのオウンドメディアで、キーワードの選定・記事の執筆・入稿・内部リンクの設計・公開後の効果測定までを、AIエージェントを中心に回す体制を立ち上げました。人が担うのは方針の決定と、一次情報の確認と、公開してよいかの判断です。

何が起きたか。立ち上げから約3.5か月で、問い合わせは0件から25件になりました。ゼロからの立ち上げなので、25件はすべて新規に生まれた問い合わせです。

なぜこれが成果なのか。ここで大事なのは、25件という数字そのものではありません。「25件」と言い切れる状態を作ったことです。
多くの会社はAIを入れた後、「で、結局いくつ増えたの」に答えられません。記事は増えた、投稿もしている、でも問い合わせが何件そこから来たのかは分からない——この状態だと、続けるべきかどうかの判断ができません。数えられるようにしたことが、この事例の中身です。

※ジンザイネシア・コラムは当社の支援先のメディアです(自社メディアではありません)。数値は支援先の確認値・立ち上げから約3.5か月時点。同種の成果を保証するものではありません。

ジンザイネシア・コラムの問い合わせ数の推移(立ち上げから約3.5か月で0件から25件)

ジンザイネシア・コラムの問い合わせ数の推移。立ち上げ直後から記事の生成をAIエージェントに移し、約3.5か月で25件に到達しました(支援先の確認値・2026年8月時点)。

実例②|このメディア:公開ペースが約15倍、AIが使う道具は100本

いま読んでいるこのページも、AIエージェントが作っています。自社メディアなので、実測値をそのまま出します。

項目 実測値(2026年8月21日時点)
記事の公開ペース 人の手だけの頃:週1.3本(2026年1月5日〜6月20日)→ AI運用後:週18.9本(6月21日〜8月21日)=約15倍
2か月で作った記事 167本(公開102本/下書き65本)。既存分と合わせて252本を運用
作業の記録 500件。うち199件はAIが実行したもの
運用の道具 AIが自分で使う社内スクリプト 100本(入稿・リンク検査・公開前検査・順位取得など)

※記事数・公開ペース・作業記録・スクリプト数は、当社の作業リポジトリとWordPressの実測(2026年8月21日取得)。

そして、いちばん見ていただきたいのは「100本の道具」のほうです。
AIエージェントを業務で回すというのは、賢いAIを1つ置くことではありませんでした。そのAIが自分で使える道具を、業務のたびに増やしていくことでした。入稿する、リンク切れを探す、公開してよいか検査する——人がやっていた確認作業が、1つずつ道具になっていきます。そして道具が増えるほど、人が確認する回数が減ります。

🎬【公開前に動画を差し込む】このメディアがAIで回っている様子(60〜90秒)

撮るもの:指示を1つ出してから、記事が下書きとして入稿されるまでの画面。早送りで構いません。
表現のねらい:成果物ではなく「途中」を見せてください。完成した記事を見せても「AIで書いたのね」で終わります。AIが自分でキーワードを調べ、公式サイトを確認し、入稿し、リンク切れを検査して「公開できません」と自分で止める——この止まるところまで映すと、他社の動画と決定的に違うものになります。
入れたい字幕:「人がやるのは、方針を決めることと、公開してよいと判断することだけ」
担当:西澤/海野

実例③|社内チャットのAI社員:CEOとCTOの2人を採用しました

ソウゾウのAI社員を2人採用しました。CEOとCTOが今日から右腕に。

3つ目は、社内で毎日使っているものです。当社はチャットツール(Lark)の中に、AIを「社員」として2人置いています。役割はCEOとCTO。話しかけると、やり取りをして、成果物を出して、実行するところまでやります。

実際に何を頼んでいるかを、役割ごとに並べます。どれも「答えて終わり」ではなく、最後の成果物ができるところまでを担当しています。

役割 頼んでいること どこまでやるか(=ここが「実行まで」)
ソウゾウCEO
会社を回す
議事録 会議の記録を読み、発言を話者ごとに整理し、決定事項とタスクを担当者まで割り当ててドキュメント化する
週次の数字 案件管理のデータを集計し、前週比を出し、経営会議用のサマリとして公開する
意思決定リスト 「今週、自分が決めないと止まる仕事は何か」を、タスク・メール・議事録から拾い、判断材料を添えて一覧にする
ソウゾウCTO
つくる
社内アプリ 案件管理のデータを読み、画面を設計し、ビルドして、公開URLを発行するところまで
提案資料 商談メモや会議の文字起こしから、提案書のドラフトをドキュメントとして書き起こす
タスク化 打ち合わせの内容を、期限つきのタスクにして担当者まで割り当てる

🔴 表の右の列が、この記事で繰り返している「実行まで」の中身です。「議事録を作ってくれる」と「決定事項をタスクにして担当者まで割り当てる」は、読者にとってまったく別の話です。チャットとエージェントの違いは、まさにここにあります。

実際の画面は、本人たちの紹介動画で見ていただくのが早いと思います。

AI社員(CEO)の紹介・80秒。会議のまとめ/週次の数字/提案書/意思決定リストまで。音声はありません(画面の字幕だけで分かる作りです)
AI社員(CTO)の紹介・45秒。社内アプリの公開/提案資料のドラフト/タスクの割り当てまで。音声はありません

そして、この形にできた理由は「置き場所」だと思っています。専用の画面を開きに行く形にすると、人は見に行かなくなります。すでに全員が1日中開いているチャットの中に席があること——それが、使われ続けている一番の条件でした。

3つに共通していたこと

並べてみると、うまくいっている3つには同じ性質がありました。

共通点 中身
①人が居る場所に置いた 専用画面を作らず、すでに毎日開いている場所(チャット、作業の手元)に置いた。見に行かせた仕組みは続かない
②答えるだけで終わらせない 返事をするだけでなく、入稿する・登録する・検査して止めるまで持たせた。ここがチャットとの分かれ目
③数えられるようにした 問い合わせ25件、公開ペース15倍、記事167本。「で、結局どうなったの」に答えられる状態を作った

そして——③ができていなかった例が、当社にもあります。次に、その失敗のほうを書きます。

05 🔴 当社の実例——作ったが、成果を測れていませんでした

一般論ではなく、自社で起きたことを書きます。

やったこと

当社は2026年7月から、自社メディアの全ページにAI営業チャットを本番稼働させています。

読者の質問に答え、そのまま会話の中でリードを受け取れる形にしたものです。ページを開くと右下に出てきます。作ること自体は問題なくできました。

今日、確認して分かったこと

そこ経由のリードは、直近90日で0件と記録されていました。

これには2つの可能性があります。①本当に1件も来ていない ②来ているが計測できていない。——そして正直に言うと、いまの時点でどちらかを断定できません。同じ日に、別の計測(記事ごとのリード集計)が設定の問題で機能していないことも判明したためです。

ここから言えること

恥ずかしい話ですが、これがいちばん伝えたいことです。

作り方の記事は世の中に無数にあります。ツールも揃っています。半日で動くものはできます。しかし——

本当の難所

「役に立っているか」を測る仕組みまで作らないと、動いているのかどうかすら分かりません。

エージェントは、止まっても壊れても静かです。エラー画面も出ませんし、誰も文句を言いません。ただ、使われないまま存在し続けます。そして半年後、「あれ、結局どうなったんだっけ」となります。

だからステップ⑤を飛ばさないでください

最低限、次の3つを最初から決めてください。作り終わってからでは、後回しになります。

  • 何を数えるか(会話数/回答できた数/そこから先に進んだ数)
  • どこに記録するか(後から見返せる場所。ログが消える設定になっていないか)
  • 誰がいつ見るか(月1回でいい。見る人が決まっていない数字は、誰も見ません

06 どのツールで作るか

やりたいこと 適した選択肢 理由
社内文書に答えさせたい Dify 文書の読み込みと指示文の管理が中心機能。画面上で組める
複数のアプリをまたいで動かしたい n8n 処理を線でつなぐ道具。課金が実行回数のみ
細かく作り込みたい Claude Code 自分でコードを書く。自由度が最も高い
資料を読ませて根拠つきで答えさせたい Gemini Notebook(旧NotebookLM) エージェントではないが、用途が近いなら十分
統制を効かせて全社で使いたい まず統制の設計から 道具より先に、何を渡してよいかを決める

ツール選びで悩む時間は、あまり価値がありません。どれでも半日で動くものはできます。悩むべきは「何を任せるか」と「どう測るか」のほうです。

07 ツール別|最初の1本を、どう作り始めるか

ツールを選んだあと、最初の30分で何をするかが分かれば、たいてい動き出せます。ここは道具ごとに違うので、着手の勘所だけ並べます。

ツール 最初にやること 最初につまずく所 無料でどこまで
Dify 「チャットボット」ではなく「ワークフロー」で新規作成。そこへ社内文書を1つだけ読み込ませる 文書を入れすぎること。最初は1ファイルだけ。増やすほど回答がぼやけます 試作は無料枠で足ります。Difyとは
n8n トリガー(何が起きたら動くか)を先に置く。「毎朝9時」でも「フォーム送信時」でもよい いきなり長い流れを組むこと。2ノードで動かしてから足す 自分のパソコンで動かせば無料。n8nとは
ChatGPT / Gemini / Copilot 設定画面で「役割」と「やってはいけないこと」を先に書く。参照させたいファイルを添える 指示が長すぎること。守ってほしい条件は3つまでに絞る 無料プランでも作れます(機能に制限あり)
Claude Code いきなり画面を作らせない。「扱うデータの形」を先に決めさせる 直せる人が社内に要ること。自由度が高いぶん属人化しやすい 利用料は月3,000円〜。Claude Codeでの作り方
Gemini Notebook
(旧NotebookLM)
資料を放り込んで質問するだけ。設定はほぼ不要 エージェントではありません。実行はしないので、用途が合うかを先に確認 無料で使えます。Gemini Notebookとは

まず無料で試すなら、この順番が最短です

  1. 手元にある資料を1つ選ぶ。社内規程でも、商品の説明資料でもかまいません。ただし取引先名や個人情報が入っていないものにしてください
  2. ChatGPTかGeminiの無料プランで、その1つだけを読ませる。アカウントがあれば5分で終わります
  3. ふだん人が聞かれている質問を、10個ぶつけてみる。ここが判断の材料です
  4. 正しく答えられた数を数える。7個以上なら、その業務は任せられる可能性があります。3個以下なら、渡す情報のほうに問題があります

🔴 この段階では、ツールの優劣はほとんど関係ありません。差が出るのは「渡した情報が答えるのに足りているか」です。うまくいかないときは、ツールを変える前に資料を見直してください。

そして、ここで数えた「10問中いくつ答えられたか」は、そのまま最初の測定指標になります。本記事で繰り返している「何を数えるか」は、実はこんなに簡単なところから始められます。

08 つまずきやすい3点

① 「なんでもできるもの」を作ろうとする

最も多い失敗です。何でもできるものは、何にも使われません。使う人が「これは何を頼めるものなのか」を判断できないためです。1つの仕事に絞ってください。足すのは後からできます。

② 取り返しのつかない道具を最初から持たせる

「消す」「送る」「支払う」を最初から持たせないでください。持たせなければ、絶対にできません。これが最も確実で、最も安上がりな安全策です。信頼できることを確かめてから、1つずつ足します。

③ 作って満足し、使われているかを誰も見ていない

当社がまさにこれでした。作った時点では動いていました。しかし成果を測る仕組みまで作っていなかったため、役に立っているのかどうかが分からない状態が続いていました。数字を見る人と頻度を、作る前に決めてください。

09 西澤の一言|作れることと、成果が出ることは別です

西澤 志門代表 西澤

💡 この記事には、当社にとって都合の悪いことを書きました。自社メディアの全ページにAI営業チャットを動かしているのに、そこ経由のリードが0件と記録されていたという話です。

書いた理由は単純で、これがいちばん多い実態だと思うからです。作り方の記事はいくらでもあります。ツールも揃っています。半日で動くものはできます。できないのは、その後です。

エージェントは静かに止まります。エラーも出ないし、誰も文句を言わない。ただ、使われないまま存在し続けます。そして半年後に「あれ、どうなったんだっけ」となる。私たちも、同じ日に別の計測が壊れていることまで見つけました。作ることより、測ることのほうが難しいというのが実感です。

だからご相談を受けるとき、私たちは「何を数えますか」を先に聞きます。ここが決まっていない依頼は、作っても続きません。逆に、数えるものが決まっていれば、たとえ最初の出来が悪くても直していけます。直せる形にして渡すことを前提にしているのは、そのためです。

この3つの事例をもっと詳しく——数字の出所、AIが人の仕事を消した事故の原因と対策、導入の4ステップまでをAIエージェントの導入事例3つにまとめています。

10 よくある質問(FAQ)

AIエージェントとは何ですか?

指示を受けて、自分で手順を決め、必要な道具を使って、最後までやり切るAIです。聞かれたことに1回答えるだけのチャットとは違います。そのぶん失敗の形も変わり、「変な答えが返る」ではなく「変な処理が実行される」になります。

作るのにどれくらいかかりますか?

ノーコードのツールを使えば、半日から数日で動くものはできます。作ること自体は、いまや難所ではありません。時間がかかるのは「何を任せるか」を決めることと、「役に立っているかを測る仕組み」を作ることのほうです。

何から作ればいいですか?

基準は3つです。毎日または毎週やっている・判断がほぼ要らない・止まっても事故にならない。この3つを満たす仕事から始めてください。「なんでもできるアシスタント」を目指すと必ず失敗します。何でもできるものは、何にも使われません。

どのツールを使えばいいですか?

社内文書に答えさせたいならDify、複数のアプリをまたぐならn8n、細かく作り込むならClaude Codeです。ただしツール選びで悩む時間はあまり価値がありません。どれでも半日で動くものはできます。

安全に作るにはどうすればいいですか?

最も確実なのは「取り返しのつかない道具を持たせないこと」です。「消す」「送る」「支払う」は最初から持たせない。持たせなければ絶対にできません。加えて、試行回数の上限、人の確認を挟む場所、止め方を最初に決めてください。

作った後、何を測ればいいですか?

最低限3つです。①何を数えるか(会話数/回答できた数/そこから先に進んだ数)②どこに記録するか ③誰がいつ見るか。とくに③が抜けがちで、見る人が決まっていない数字は誰も見ません。作り終わってからでは後回しになるので、最初に決めてください。

作ったのに使われません。なぜですか?

多いのは2つです。①何を頼めるものか、使う人が判断できない(対象が広すぎる)②成果が見えないので、誰も気にしなくなった。当社自身が②でした。エージェントは静かに止まるので、測る仕組みがないと存在ごと忘れられます。

費用はどれくらいかかりますか?

ツール代は月数千円から数万円で、障壁にはなりません。本当のコストは、任せる仕事を決める時間と、測る仕組みを作る手間です。ここに時間を割けない場合、作っても続きません。

11 まとめ

  • AIエージェント=自分で手順を決め、道具を使い、最後までやり切るAI
  • チャットとの違いは失敗の形。「変な答え」ではなく「変な処理が実行される」
  • 作ること自体は難しくない。ノーコードなら半日〜数日
  • 🔴 本当の難所は「役に立っているかを測ること」。当社もそこで詰まった
  • エージェントは静かに止まる。エラーも出ず、誰も文句を言わない
  • 最も確実な安全策は「取り返しのつかない道具を持たせないこと」
  • 「なんでもできるもの」を作らない。何でもできるものは何にも使われない
  • 測る3つ(何を数えるか/どこに記録するか/誰がいつ見るか)を最初に決める

🤝 「何を数えますか」から一緒に決めます

当社はご相談を受けるとき、先に「何を数えるか」を伺います。ここが決まっていない依頼は、作っても続かないためです。支援実績150社以上、御社が自分で直せる状態にしてお渡しするのが基本方針です。

あわせて読む:Difyとは?n8nとは?AIガバナンスとは?AIで作ったアプリは誰が保守するのか

12 出典・参考(2026年8月時点)

📌 情報源

  • 当社のAI営業チャットは、2026年7月から自社メディアの全ページで本番稼働しています。本文に書いた「経由のリードが直近90日で0件と記録されていた」は、2026年8月20日にGA4で実際に確認した数値です
  • 🔴 ただしこれは「1件も来ていない」ことを意味するとは限りません。同日に、別の計測(記事ごとのリード集計)が設定の問題で機能していないことも判明しており、計測側の問題である可能性を排除できていません。断定を避けて記載しています
  • 5ステップ・つまずきの分類・測る3項目は、当社のAI導入支援(150社以上)および自社運用の実務にもとづきます

こんにちは、Seiya Kikuchi さん

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