この記事は、Adaloでできることとできないことを知りたい方に向けた内容です。特に以下のような方に適しています。
- プログラミングなしでアプリ開発を始めたい初心者
- 短期間でプロトタイプやMVPを構築したい個人や企業
- Adaloが自社のプロジェクトに適しているか判断したい方
この記事を通じて、Adaloの特長や制約を理解し、自分の目的に合った活用方法を見つけることができます。
【結論】Adaloでできること/できないことを比較表で紹介!
できること | できないこと |
---|---|
ネイティブアプリとWebアプリの同時開発 | 表示速度が速いアプリの開発 |
プログレッシブWebアプリ(PWA)の作成 | SEOに強いアプリの開発 |
外部サービスとのAPI連携 | ゲーム系アプリの開発 |
決済機能の設定(外部サービスと連携) | 複雑なアルゴリズムの開発 |
50%以上の開発コストの削減 | 高度な機能の実装 |
自社エンジニアの育成 | ソースコードのエクスポート |
個人開発 | 大規模なチーム開発の管理 |
Adaloとは何か?その基本特徴を押さえる
Adaloは、プログラミング不要でアプリを簡単に作成できるノーコードツールです。特にネイティブアプリの開発や公開に対応しており、初心者でも直感的に使える操作性が特徴です。また、Webアプリも同時に構築できるため、iOS/Android/Webアプリを同時開発することが可能です。MVPやプロトタイプの迅速な構築を目指す個人や企業に適した選択肢と言えます。
Adaloの詳しい特徴については、以下の記事をご覧ください:
Adaloでできること
ネイティブアプリの公開(App StoreやGoogle Playで公開可能)

Adaloは、作成したアプリをiOSやAndroid向けに公開できる点が大きな特徴です。開発したアプリは、App StoreやGoogle Playを通じてリリースすることが可能で、ユーザーがスマートフォンにダウンロードして利用できる本格的なスマホアプリとして提供できます。これにより、個人開発者や企業が短期間で市場に適したアプリを届けることができます。
ただし、アプリを公開するためには有料プランの契約が必要です。一つのアプリを公開するにあたって、¥6,750が月々の運用料金として必要になります。
Adaloの料金体系について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください:
プログレッシブWebアプリ(PWA)の作成
Adaloでは、ネイティブアプリだけでなく、ブラウザ上で動作するプログレッシブWebアプリ(PWA)としてアプリを公開することも可能です。PWAは、アプリストアを通さずに配布できるため、インストールの手間を省き、より簡単にユーザーに提供することができます。
また、アプリストアの申請に通らなかった場合でも、PWAとして公開することで、ユーザーに利用してもらえる仕組みを確保できるのが大きなメリットです。
外部サービスとのAPI連携

Adaloは、Google SheetsやZapier、Airtableなどの外部サービスと連携できる柔軟な機能を備えています。この連携を活用することで、既存のツールやデータをアプリに統合し、業務効率を大幅に向上させることが可能です。
さらに、APIを利用すれば独自のシステムや他の外部サービスとのデータのやり取りも実現できます。
たとえば、アプリ内でユーザーが何らかのアクション(登録、購入、問い合わせなど)を行った際、Brevo(旧Sendinblue)を使用して自動的にメールを送信する仕組みを構築することができます。
このように、機能によってはAPI連携を活用すれば、ユーザー体験を向上させるカスタム機能を簡単に追加できる場合があります。
決済機能の設定(外部サービスと連携)
Adaloでは、Stripeなどの外部決済サービスを利用してアプリ内で決済機能を実装することが可能です。この機能を活用することで、商品の購入やサービス利用料の支払いなど、課金が必要な商用アプリを簡単に構築できます。
50%以上の開発コストの削減
Adaloを活用することで、従来のアプリ開発と比較して50%以上の開発費用の削減が可能です。プログラミング不要の直感的な操作性により、アプリの構築にかかる時間とリソースを大幅に削減できるため、コストパフォーマンスの高い開発が実現します。
自社エンジニアの育成/個人開発
Adaloは、ノーコードエンジニアを育成したい企業にとって非常に有用なツールです。ドラッグ&ドロップでのアプリ作成とテンプレートの利用により、プログラミング経験がない社員でも短期間でアプリ開発のスキルを習得することが可能です。これにより、社内でノーコード開発の担当者を育成し、効率的に業務を進められる環境を整えることができます。
ドラッグ&ドロップでのアプリ作成

Adaloの最大の特徴は、直感的に使えるドラッグ&ドロップ操作にあります。この操作により、画面上でパーツを選択して配置するだけで、簡単にアプリのデザインを完成させることができます。プログラミングの知識が全くない初心者でも、わずか数時間でシンプルなアプリを作成することが可能です。そのため、非エンジニアにとっても非常に使いやすく、アプリ開発のハードルを大きく下げる機能として高く評価されています。
テンプレートの利用

Adaloには、SNSアプリやECアプリなど、さまざまな用途に対応したテンプレートが用意されています。これらのテンプレートを活用することで、ゼロから構築する手間を省き、効率的にアプリ開発をスタートすることが可能です。さらに、Adaloのテンプレートはレスポンシブデザインにも対応済みであるため、スマートフォンやタブレット、PCなど、さまざまなデバイスで快適に利用できるアプリを簡単に早く作成できます。
これらの機能を活用することで、初心者から上級者まで、効率的にアプリを構築することが可能です。プロジェクト内容に応じて、必要な機能を優先して利用してください。
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Adaloでできないこと
表示速度が速いアプリの開発
Adaloでアプリを開発した場合、ページの表示速度がやや遅くなる可能性があります。特に、大量のデータを扱う場合や複雑な処理を行うアプリでは顕著です。また、PWAと実際にリリースしたアプリでも動作の重さに違いがある場合があります。
SEOに強いアプリの開発
Adaloで開発されたアプリはSEOに特化していません。
特に、検索エンジンでの集客を主軸にしたアプリには向いていないと言えます。
ただし、以下の方法である程度対応可能です:
- リスティング広告を活用する
- SEOに強いランディングページを別ツールで作成する
SEO以外の集客施策を併用することで、このデメリットを補うことができます。
とはいえ、指名検索などでは上位表示されるため、大きな問題はないと考えております。
ゲーム系アプリの開発
Adaloは業務用アプリやシンプルな機能を持つアプリに向いており、ゲーム系アプリの開発は不可能です。複雑なゲームロジックやリアルタイムでの動きが必要な場合、専用のノーコードツールであるBuildboxを検討するのがよいでしょう。
Buildboxはこちら
複雑なアルゴリズムの開発
Adaloは、既存のパーツを組み合わせてアプリを構築するツールのため、複雑なアルゴリズムを実装するのは難しいです。例として以下のようなアルゴリズムはAdaloでは非現実的です:
- Googleのような検索アルゴリズム
- Amazonのようなレコメンド機能
- YouTubeのような関連動画機能
複雑なアルゴリズムを実現するには、カスタム開発やフルスクラッチ開発が必要になります。
ソースコードのエクスポート
Adaloで開発したアプリは、完全ノーコードツールであるため、ソースコードのエクスポートができません。そのため、Adaloで開発したアプリはAdalo上でのみ動作します。Adalo以外のプラットフォームでアプリを運用する予定がある場合は、この制約を事前に考慮する必要があります。
大規模なチーム開発の管理
Adaloは少人数や個人での開発には向いていますが、大規模なチーム開発には制約があります。リアルタイムでの共同作業や、Git・Githubのようなバージョン管理機能はないため、大規模プロジェクトでは開発管理が難しくなる可能性があります。
Adaloでできること・できないことのまとめ
Adaloは、50%以上の開発コスト削減を実現できる点や、プログレッシブWebアプリ(PWA)の作成、外部ツールとの連携が可能な点が大きなメリットです。。一方で、高度なカスタマイズや複雑な機能には限界があり、SEO対策や表示速度、ソースコードのエクスポートには制約があります。そのため、これらを踏まえて、開発計画を進めることが推奨されます。
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ソウゾウでは、数多くのノーコード開発実績より、お客様のプロジェクトの目的ごとに最適なノーコードツールのご提案〜設計〜デザイン〜実装〜リリース〜保守運用まで一貫してサポートさせていただいております。
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