「GitHubのIssueに書いた要望を、そのままAIに実装してほしい」「PRのレビューを自動化したい」「Claude CodeとGitHubはどう連携する?」——Claude CodeのGitHub連携(GitHub Actions)を使うと、Issueやプルリクエストで@claudeとメンションするだけで、AIが実装・修正・PR作成まで行います。この記事では、コードも記事もGitHubで管理し、Claudeが直接コミットする運用を実際に回しているAI×ノーコードの導入支援会社(支援実績150社以上)が、公式ドキュメントの一次情報で仕組み・設定・費用を解説します(2026年7月時点)。

Claude Code GitHub Actionsは、IssueやPRのコメントで@claudeと呼びかけるだけで、Claudeがコードを分析し、機能を実装し、完成したプルリクエストまで作る公式連携です。リポジトリのCLAUDE.md(コーディング規約)にも従います。
セットアップはClaude Codeのターミナルで/install-github-appを実行するだけ(対話形式・数分)。費用はGitHub Actionsの実行時間+APIの従量課金の2系統で、月額固定ではない点だけ押さえておきましょう。
01 GitHub連携 早見表
| 何ができる | Issue/PRコメントの@claudeメンションで実装・修正・PR作成・質問回答、定期ジョブの自動実行 |
|---|---|
| セットアップ | Claude Codeで/install-github-app(要リポジトリ管理者権限) |
| 認証 | APIキー(リポジトリのSecretsにANTHROPIC_API_KEY)※Bedrock/Google Cloud経由も可 |
| 費用 | GitHub Actionsの実行時間+APIの従量課金(使った分だけ) |
| 規約の遵守 | リポジトリ直下のCLAUDE.mdのルール・コード規約に従う |
| 実体 | 公式アクション anthropics/claude-code-action@v1(一般提供版) |
02 できること——Issueが「依頼書」になる
GitHub連携の本質は、GitHubそのものがAIへの依頼窓口になることです。公式が挙げる使い方はこうです。
- Issue→実装PR:
@claude このIssueの内容どおりに機能を実装して——要件を書いたIssueから、変更一式を含む完成PRが返る - バグ修正:
@claude ユーザーダッシュボードのTypeErrorを直して——エラーの調査から修正コミットまで - 設計相談:
@claude このエンドポイントの認証はどう実装すべき?——PRの文脈を踏まえた回答がコメントで返る - 定期ジョブ:スケジュール実行で「昨日のコミットとオープンIssueのサマリーを毎朝9時に生成」のような自動レポートも組める
- PRの自動レビュー:メンション不要で全PRに自動レビューを付ける仕組み(GitHub Code Review)も別途用意されています
重要なのは、ClaudeがリポジトリのCLAUDE.mdと既存コードのパターンを尊重すること。「AIが好き勝手に書く」のではなく、チームの規約に沿ったPRが出てきます。
代表 西澤💡 当社ではコードも記事もGitHubで管理し、Claudeが直接コミットする運用を回しています。実感として効くのは、依頼の粒度が「チャットの雑談」から「Issueという正式な依頼書」に揃うこと。何を頼み、何が変わったかが全部履歴に残る——AIとの仕事も、人と同じく記録が残る場所でやるのが正解です。
03 セットアップ(4ステップ・数分)
-
/install-github-app を実行
Claude Codeのターミナルで
/install-github-app。対話形式でClaude GitHub Appのインストールへ進む。リポジトリの管理者権限が必要。 -
GitHub Appの権限を確認
Appが要求するのはContents・Issues・Pull requestsの読み書きの3つ(公式明記)。対象リポジトリだけに絞ってインストールできる。
-
APIキーをSecretsに登録
ガイドに従い
ANTHROPIC_API_KEYをリポジトリのSecretsへ。ワークフローファイルへの直書きは厳禁(公式が明示的に警告)。 -
@claudeでテスト
適当なIssueに
@claudeを含むコメントを書いて動作確認。/claudeではなく@claude(公式トラブルシュートの定番ミス)。
.github/workflows/に配置、の3手順です。Amazon BedrockやGoogle Cloud経由で使う企業向け構成も公式にガイドがあります。04 コピペで動く基本ワークフロー+@claude依頼の書き方
手動セットアップ派・中身を理解したい派のために、公式の基本ワークフロー(そのまま動く完成形)を載せておきます。.github/workflows/claude.yml に置くだけです。
on:
issue_comment:
types: [created]
pull_request_review_comment:
types: [created]
jobs:
claude:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
– uses: anthropics/claude-code-action@v1
with:
anthropic_api_key: ${{ secrets.ANTHROPIC_API_KEY }}
これで、IssueとPRコメントの@claudeメンションに反応するようになります(コスト管理にはclaude_args: "--max-turns 5"の追加が定番)。
@claude依頼の書き方——結果が変わる3つの差
| コツ | イマイチな依頼 | 良い依頼 |
|---|---|---|
| ①完了条件を書く | 「@claude ログイン画面を直して」 | 「@claude ログイン失敗時にエラーメッセージを表示して。既存のテストが通ること」 |
| ②範囲を区切る | 「@claude パフォーマンスを改善して」 | 「@claude 一覧ページの読み込みだけ改善して。他のページは触らない」 |
| ③判断基準を渡す | 「@claude いい感じにリファクタして」 | 「@claude この関数を分割して。命名はCLAUDE.mdの規約に従って」 |
要するに「新しく入ったメンバーへのIssueの書き方」と同じです。良いIssueを書くチームほど、GitHub連携の恩恵が大きくなります。
05 費用——2系統の従量課金を理解する
GitHub連携の費用は月額固定ではなく、2つの従量課金の合算です(公式明記)。
| 費用 | 内容 | 抑え方(公式Tips) |
|---|---|---|
| GitHub Actions | Claudeが動く実行環境の時間課金(GitHubの無料枠あり) | ワークフローにタイムアウト設定・同時実行数の制限 |
| Claude API | 依頼・応答のトークン量に応じた従量課金 | 依頼を具体的に書く・--max-turnsで反復上限を設定 |
目安として、APIの単価はモデル次第で100万トークンあたり入力約150円(Haiku)〜(1ドル150円換算)。1回の実装依頼は数十円〜数百円のオーダーに収まることが多いですが、「曖昧な依頼で何度もやり直させる」のが一番の無駄遣いです。ローカルのClaude Code(サブスクの定額枠)との使い分けは次章で整理します。
06 ローカルのClaude Codeとの使い分け
ローカルのClaude Code
- 手元で対話しながら開発
- サブスク定額(Pro 月約3,000円〜)の枠内
- 計画確認・差分承認など人が並走
- 探索的な作業・大きな変更に向く
GitHub Actions連携
- チームの窓口がIssue/PRに一本化
- API従量課金(使った分だけ)
- 依頼→PRが非同期で自動に回る
- 定型修正・定期ジョブ・レビューに向く
VS
実務の定石は併用です。設計や大きな実装はローカルで人が並走し、Issue起点の小さな修正・定期ジョブ・レビューはActionsに任せる。チームメンバーがClaude Codeを持っていなくても、GitHubにさえ書ければAIに依頼できるのがActions側の強みです(Claude Code本体の料金はこちら)。
07 セキュリティと運用ルール(公式ベストプラクティス)
- APIキーは必ずSecretsに:ワークフローへの直書き禁止(公式が明示警告)
- 権限は最小限に:Appの権限はContents・Issues・PRの3つ。対象リポジトリも絞る
- マージ前に人がレビュー:「Claudeの提案はマージ前に確認する」が公式の推奨。PRという関所があるからこそ安心して任せられる構造です
- CLAUDE.mdを整備する:コード規約・レビュー基準・プロジェクト固有ルールをリポジトリ直下のCLAUDE.mdに書いておくと、生成されるPRの品質が揃う
08 よくある質問(FAQ)
Claude CodeのGitHub連携は無料ですか?
連携機能自体は無料ですが、実行にはGitHub Actionsの実行時間(無料枠超過分)とClaude APIの従量課金がかかります。サブスクリプション(Pro等)の定額枠ではなくAPIキーでの利用です(2026年7月時点)。
セットアップは難しいですか?
Claude Codeのターミナルで/install-github-appを実行すると、Appのインストールからワークフロー・APIキー設定まで対話形式で完了します(数分)。リポジトリの管理者権限が必要です。
@claudeにメンションしても反応しません。
公式トラブルシュートの定番は①「/claude」ではなく「@claude」か②GitHub Appがそのリポジトリにインストールされているか③ワークフローが有効か④SecretsにANTHROPIC_API_KEYがあるか、の4点確認です。
会社のコーディング規約に従わせられますか?
できます。リポジトリ直下のCLAUDE.mdに規約・レビュー基準・固有ルールを書いておくと、Claudeはそれに従って実装・PR作成します(公式ベストプラクティス)。
コードが外部に出るのが心配です。
実行はGitHubのランナー上で行われ(公式:Your code stays on GitHub’s runners)、企業向けにはAmazon BedrockやGoogle Cloud経由で自社クラウド内のモデルを使う構成も公式にサポートされています。
PRのレビューだけ自動化できますか?
できます。メンション不要で全PRに自動レビューを付けるGitHub Code Reviewの仕組みが別途用意されているほか、Actionsのワークフローで「PR作成時にレビュー実行」を組むこともできます。
代表 西澤GitHub連携の価値は、自動化そのものより「AIへの依頼がチームの公式プロセスに乗る」ことだと思っています。チャットでの個人的なAI活用は便利ですが、記録も再現性も個人に閉じる。Issueに書けば誰の依頼かも、何が変わったかも、なぜ却下されたかも全部残り、マージ前には必ず人間の承認という関所がある——これは、当社がずっとお伝えしてきた「AIには新入社員と同じ権限設計を」の、GitHub版の実装です。まずは小さなバグ修正のIssueを1つ、@claudeに渡すところから始めてみてください。
開発フローへのAI組み込み、実運用のプロが伴走します
GitHub連携のセットアップから、CLAUDE.md整備・権限設計・チーム運用ルールまで。GitHubでAI運用を回す導入支援会社が無料で相談に乗ります(支援実績150社以上)。
Claude Codeの基本・料金はClaude Codeの料金と使える環境、Claude全体の機能はClaudeとは?完全ガイドをご覧ください。
09 出典・参考(公式・2026年7月時点)
📌 公式情報源
- Claude Code公式ドキュメント:GitHub Actions(@claudeメンション・セットアップ・費用・セキュリティの全記載元)
- anthropics/claude-code-action(公式リポジトリ)(v1仕様・サンプルワークフロー・セキュリティ文書)
仕様・費用体系は更新されることがあります。最新情報は公式ドキュメントをご確認ください(本記事は改定確認のたびに更新します)。


