「Claude Designって何ができるの?」「デザイナーがいなくても資料やLPを作れる?」「無料で使える?」——2026年4月に登場したばかりの新しい機能だけに、日本語の正確な情報はまだわずかです。この記事では、実際にClaude Designを案件・自社の資料制作で使い倒しているAI×ノーコードの導入支援会社(支援実績150社以上)が、できること・料金・使い方をAnthropic公式の一次情報と実体験で解説します(2026年7月時点)。

Claude Designは、Claudeと対話しながらデザイン・プロトタイプ・スライド・ワンページャーなどのビジュアル成果物を共同制作できる、Anthropic Labs発のワークスペースです。現在はベータ版として有料プラン(Pro/Max/Team/Enterprise)で利用でき、PowerPoint(PPTX)・PDF・HTMLへの書き出しや日本語にも対応しています(2026年7月時点)。
利用は有料プラン(Pro 月約3,000円〜)限定ですが追加料金はなし。私たちの実感では、「デザイナー不在の中小企業が、提案資料・LP・ホワイトペーパーを内製する」用途で現時点の最有力候補です。ただし品質を分けるのは使い方——ブランド資産の登録と、用途に合わせた形式指定がカギです(本文で実ノウハウを公開します)。
01 Claude Design 早見表
| 一言でいうと | 対話で作るデザイン制作ワークスペース(Anthropic Labs・ベータ) |
|---|---|
| 作れるもの | スライド/ワンページャー/LP・マーケ素材/ワイヤーフレーム/インタラクティブなプロトタイプ |
| 書き出し | PPTX(PowerPoint)・PDF・HTML・.zip+Canva・Miro・Vercel等9サービスへ連携送出 |
| 料金条件 | 有料プラン限定(Pro 月約3,000円〜)。追加課金なし・使用量は共通の利用上限を消費 |
| 対応環境 | Web(claude.ai/design)とデスクトップアプリ。モバイル非対応。日本語対応 |
| 提供開始 | 2026年4月17日(リサーチプレビュー)→ 6月に大型更新(デザインシステム取込・Claude Code連携) |
代表 西澤💡 私たちは提案資料もホワイトペーパーもLPのモックも、日常的にClaude Designで作っています。正直な評価を言うと——「ゼロから頼むと平凡、ブランド資産を先に渡すと化ける」ツールです。この差を知らずに「イマイチ」と判断するのはもったいない。
02 Claude Designとは?位置づけと歩み
Claude Designとは、Anthropicの実験部門「Anthropic Labs」が提供するデザイン制作ワークスペースです。公式は「Claudeと対話しながら、デザイン・プロトタイプ・スライド・ワンページャーなどの洗練されたビジュアル成果物を共同制作できる」と定義しています。チャットの中に生成される従来のArtifactsと違い、claude.ai/design という専用の場所を持ち、左にチャット・右にキャンバスという2ペイン構成で作業します。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2026年4月17日 | Anthropic Labsからリサーチプレビューとして提供開始(Claude Opus 4.7と同時発表) |
| 2026年6月 | 大型更新:ブランドのデザインシステム取り込み・Claude Codeとの双方向連携・キャンバス直接編集・エクスポート拡充 |

03 Claude Designでできること
- スライド・提案資料:ピッチデッキ、社内報告、営業資料。PPTXで書き出してPowerPointで仕上げ可能
- ワンページャー・ホワイトペーパー:サービス概要やお役立ち資料などのA4級ドキュメント
- LP・マーケティング素材:ランディングページやSNS用ビジュアルのデザイン
- ワイヤーフレーム/プロトタイプ:アプリ・サイトの画面設計。音声・動画・3D入りの動くプロトタイプまで
- ブランドの自動適用:ロゴ・カラー・フォント・既存資料をアップするとデザインシステムを自動生成し、以後の成果物に自動適用・自動照合
- 3つの直し方:大枠はチャット/局所はキャンバス上の要素へのインラインコメント/微調整はドラッグ・リサイズの直接編集
- Claude Code連携:デザインをそのままClaude Codeへ引き渡して実装へ(デザイン→開発の往復)
📌 公式情報源
- Anthropic公式発表:Claude Design(Anthropic Labs)(2026年7月時点)
- Get started with Claude Design(公式ヘルプ)=機能・エクスポート・対応言語
- Set up your design system(公式ヘルプ)=ブランド資産の自動適用
04 Claude Designの料金|どのプランで使える?
無料プランでは使えません。Pro・Max・Team・Enterpriseの有料プランで利用でき、Design自体の追加料金はありません(Enterpriseは管理者の有効化が必要)。
Pro(個人)
月約3,000円(年払い 約2,550円/月)
Max(個人・上位)
月約15,000円〜
Team 標準席
月約3,000円/人(年払い)
Team プレミアム席
月約15,000円/人(年払い)
※1ドル150円換算・2026年7月時点の公式料金。月払いは1〜2割高。Enterpriseは要問い合わせ。改定が速いため導入前に公式で要確認。
05 使い方5ステップ(実ノウハウ付き)
-
claude.ai/design を開く
Webまたはデスクトップアプリのサイドバーから。プロジェクトを作成する(モバイルは非対応)。
-
ブランド資産を先に渡す
ロゴ・カラー・フォント・既存資料をアップロード。デザインシステムが自動生成され、以後の成果物すべてに自動適用される。ここを飛ばすと”平凡な出力”になる。
-
Goal・Layout・Content・Audienceを伝える
公式推奨のプロンプト構造。「何を・どんな配置で・何を載せて・誰向けか」を具体的に。シンプルに始めて段階的に複雑化する。
-
3つの直し方で反復する
大枠の変更はチャット、要素単位はインラインコメント、微調整はキャンバスで直接ドラッグ。この使い分けで反復が速くなる。
-
書き出す・連携する
PPTX/PDF/HTMLで書き出し。CanvaやMiroへ送出、開発に進むならClaude Codeへ引き渡し。
✍ 用途別の”形式指定”ノウハウ(ソウゾウの一次情報)
私たちは日々の案件制作で、プロンプトの冒頭に「何形式で作るか」を必ず明示しています。配布するお役立ち資料・ホワイトペーパーはドキュメント形式(A4縦・PDF化前提)、LPやアプリ画面は動くプロトタイプ形式、サービス紹介・提案はスライド形式——と用途で作り分けると、修正回数が体感で半分以下になります。逆に形式を曖昧にしたまま作り始めるのが、いちばんの遠回りです(2026年7月時点の自社運用)。
06 Artifacts・他ツールとの違い
従来のArtifacts
- チャット内に生成される単発の成果物
- その場のプレビューが中心
- ブランドの一貫性は毎回指示が必要
Claude Design
- 専用ワークスペースでプロジェクト管理
- デザインシステムを自動適用・自動照合
- キャンバス直接編集・PPTX等へ書き出し
- Claude Codeへ引き渡して実装まで
VS
Canvaのような従来デザインツールとの関係も「競合」ではなく連携です。Claude Designで対話生成した成果物を、公式にサポートされたCanva連携で送出して仕上げる——という組み合わせができます。Claude全体の位置づけは Claudeとは?できることの全て をご覧ください。
代表 西澤💡 あらゆるAI・ノーコードを提供している立場での相対評価を言うと——「文章の構成から一緒に考えてほしい資料づくり」はClaude Design、「テンプレートから素早く量産」は従来ツールが向きます。両方使えるのが一番強いです。
07 そのまま使える——依頼プロンプト例3つ
Claude Designは「何を作りたいか」を言葉で伝えるほど精度が上がります。角括弧を書き換えるだけで使える依頼文を3つ用意しました。完璧な指示は不要で、出てきたものを会話で直していけます。
①社内向けのスライド
②1枚もののチラシ・告知
③図解(サービスの仕組み)
コツは「①用途②載せる情報③トーン・見た目」の3点を先に渡すこと。あとは「2枚目をもっとシンプルに」「色を明るく」と会話で調整すれば、デザイン知識がなくても仕上がります。
08 実案件での活用例(ソウゾウの使い方)
「実際どう使うのか」がいちばん伝わるのは実例です。私たちが日常の案件・自社業務で使っている型を3つ紹介します。
| 成果物 | 進め方(実運用) |
|---|---|
| お役立ち資料・ホワイトペーパー | ドキュメント形式を指定→収録内容(章立て・チェックリスト)をテキストで渡す→ブランド適用で一発生成→PDF書き出してWebサイトの資料DLに設置 |
| 提案資料・サービス紹介 | スライド形式を指定→「誰向け・何を決めてもらう資料か」を先に伝える→PPTXで書き出し、最終仕上げだけPowerPointで |
| LP・画面モック | プロトタイプ形式を指定→参考サイトのスクショを渡す→動くモックで社内合意→そのままClaude Codeへ引き渡して実装 |
共通しているのは、「形式指定→材料(テキスト・参考)を渡す→ブランド自動適用→書き出し」という流れ。デザイン作業そのものより、“何を載せるか”の整理に人間の時間を使うのが、いちばん品質が上がる分業です。
09 どんな人・企業に向くか
Q. あなたが作りたいものは?
10 よくある質問(FAQ)
Claude Designは無料で使えますか?
使えません。Pro(月約3,000円・1ドル150円換算)以上の有料プラン限定です。ただしDesign自体の追加料金はなく、プランに含まれます(使用量は共通の利用上限を消費)。
何が作れますか?
スライド(プレゼン資料)・ワンページャー・LPやSNS向けのマーケ素材・ワイヤーフレーム・インタラクティブなプロトタイプなどが公式に明記されています。ブランド資産を登録すれば、配色・フォントが自動で統一されます。
PowerPointに書き出せますか?
できます。PPTX・PDF・スタンドアロンHTML・.zipでの書き出しに対応し、Canva・Miro・Vercelなど9つの外部サービスへの連携送出も公式サポートされています。
日本語で使えますか?
使えます。公式ヘルプの対応言語に日本語が明記されています(英・仏・独・日・韓・中ほか12言語)。
スマホでも使えますか?
使えません。Webとデスクトップアプリのみで、モバイルは非対応です(2026年7月時点・公式ヘルプ明記)。
Canvaなどのデザインツールとの違いは?
Claude Designは「対話で構成から一緒に作る」のが特徴で、ブランドのデザインシステム自動適用とClaude Codeへの実装引き渡しを備えます。Canvaとは競合ではなく連携関係で、生成した成果物をCanvaへ送出して仕上げることもできます。
西澤のひとこと
代表 西澤私たちは実案件の提案資料・お役立ち資料・LPモックを、日常的にClaude Designで作っています。数ヶ月使い込んだ率直な結論は、「デザイナー不在の中小企業が資料・LPを内製する」用途なら、現時点で最有力の選択肢の一つだということ。ただし成果を分けるのは、①ブランド資産を最初に登録する ②用途に合わせて形式を明示する——この2つの”使い方”です。ここを押さえずに「AIのデザインはまだまだ」と判断してしまうのは、本当にもったいない。導入や社内での使いこなしの設計は、あらゆるAIツールを提供してきた私たちにお任せください。
Claude Designの導入・資料/LP内製の仕組みづくり、伴走します
「どの業務のどの成果物から内製するか」の設計、ブランド資産の整備、社内定着まで。AI×ノーコードの導入支援会社が無料で相談に乗ります(支援実績150社以上)。
11 出典・参考(Anthropic公式・2026年7月時点)
📌 公式情報源
- Anthropic公式発表(2026年4月17日)/料金ページ
- Get started with Claude Design(機能・使い方・対応言語・エクスポート)
- Set up your design system(ブランド資産の自動適用)
- Admin guide for Team and Enterprise
※Claude Designはベータ段階の製品で、仕様・提供範囲の変動が非常に速いため、本記事の内容は2026年7月時点の公式情報に基づきます。導入前に必ず公式の最新情報をご確認ください。


