【2025年厳選】ノーコード開発で資金調達!実際の事例を11個紹介!

はじめに

「ノーコード開発で資金調達できるレベルのサービスを構築できるのか知りたい」「実際にどんな成功例があるのかのか知りたい」「どれくらいの規模で資金調達できるのか知りたい」
今回はこのような悩みをを抱えている新規起業家の方、新規事業のための資金調達をしたい方へ向けた記事です。

ノーコード開発のメリットは?

ノーコードで開発するメリットは大きく分けて4つあります。

1.初期開発コストを大幅に抑えることができる

ノーコード開発の大きなメリットとして、『初期開発コストを抑えることができる』が挙げられます。
従来のアプリ/システム開発は、『安くても300万円〜数千万円』の開発費用が必要となりますが、ノーコード開発であれば、『100万円〜500万円』の間に抑えることが可能となります。
予算が500万円の場合、アプリ/システムの開発自体には『200万円』を投資し、残りの『300万円』はグロースに必要な資金として活用するといった予算組みをすることも可能となります。

2.開発期間を大幅に抑えることができる

2つ目のメリットは、『開発期間を大幅に抑えることができる』点です。
従来の開発では、『要件定義/設計・デザイン・開発・内部/外部テスト・リリース』を行うためには『短くても半年〜1年ほど』の期間が必要でしたが、ノーコード開発であれば、『最短1ヶ月〜3ヶ月ほど』でリリースすることができます。2ヶ月あれば市場が変わる近年では、アプリ/システムの着想からリリースまでの期間を可能な限り短く、スピード感を持って市場に出すことが極めて重要です。

3.クオリティの高いアプリ/システムを開発できる

3つ目のメリットは、『クオリティの高いアプリ/システムを開発できる』点です。
『ノーコード開発は、簡易的なプロトタイプしか開発できない』『複雑な機能は実装できない』といった声が数年前まで多くありましたが、生成AIの進化・発展が凄まじいのと同様に、ノーコードツール自体も日々進化・発展しています。すでに現在のノーコード開発は、『プロトタイプだけでなく、本番アプリ/システムも開発できる』と言えます。
実際に、ノーコードで開発されたアプリで『数十万件のデータを保有しているアプリ』『10万以上のユーザーを抱えているアプリ』が存在します。

4.ランニングコストを抑えることができる

私自身、4つ目のメリットがノーコード開発の1番大きなメリットだと思っています。
それは、『ランニングコストを抑えることができる』点です。
ここで言うランニングコストは、『サーバー費用(ノーコードツール費用)』と『機能の追加・修正費用』のことを指します。
まず、『サーバー費用(ノーコードツール費用)』に関しては、平均5,000円〜20,000円の間になることがほとんどです。上記の金額内で100以上のアプリをリリースすることもできますし、ノーコード開発の場合、アプリ/システムを運用していく上で必ず必要になる費用は上記の金額のみになります。(Apple storeやGogle playにリリースする場合は異なる)
アプリ/システムを運営する上でかかる費用が5,000円〜20,000円だけということもスタートアップや新規事業においては大きなメリットとなります。

次に『機能の追加・修正費用』に関して解説します。
スタートアップや新規事業において『ユーザーの声をヒアリングし、アプリ/システムをブラッシュアップする(ユーザーや市場に合った機能やデザインの追加・修正すること)』は極めて重要です。
従来の開発方法では、『1機能追加実装する場合、費用:100万円・開発期間:3週間』必要となることは多いですが、
ノーコード開発の場合、『1機能追加実装する場合、費用:数千円〜高くても数十万円・開発期間:数時間〜長くても3週間』で完結することができます。弊社でも実際にお客様とオンラインMTGを繋ぎながらその場で機能の追加・デザインの修正を実施することも多々あり、スピード感を持ってブラッシュアップすることが可能となります。

また、お客様によっては自社内でノーコードエンジニアを内製化し、ブラッシュアップを自社内で行えるようにすることで、さらにコストを抑え、スピード感を持った運用を実現している会社様もいらっしゃいます。

より詳しくノーコード開発のメリット・デメリットを知りたい方は下記の資料をダウンロードください。
ノーコード開発のメリット・デメリットの解説資料

資金調達にノーコード開発が適している理由

先述した通り、スタートアップや新規事業においては『ユーザーの声をヒアリングし、アプリ/システムをブラッシュアップする(ユーザーや市場に合った機能やデザインの追加・修正すること)』が極めて重要となります。

ノーコード開発であれば、初期開発費用を抑えることができるだけでなく、ランニングコスト(アプリ/システムの運営費用・ブラッシュアップ費用)を抑え、市場にマッチするアプリ/システムを構築することができます。

・初期開発費用の削減
・初期開発期間の削減
・高クオリティなアプリ/システム開発
・ランニングコスト(運用コスト・ブラッシュアップコスト)の削減


上記のような特徴を持つノーコード開発は、『市場に合ったプロダクト・サービスのグロースに最適』であり、『資金調達への最適な手段』とも言えるでしょう。

実際の開発事例11選!

Swiggy

【アプリの概要】
「Swiggy」とは、インドで普及しているUber Eatsのようなデリバリーサービスです。初期ではノーコードで開発されており、2022年1月時点で、約950億円の資金調達を実施・時価総額1兆円越えと言われており、ノーコード開発の中でも特に大きな資金調達を実現したサービスになります。

開発初期段階では、ノーコード開発によってプロダクト開発の工数自体を削減し、マーケティングやプロダクトのUI/UX設計等にリソースをかけることができたとも言われています。

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リモートHQ

【アプリの概要】
在宅手当のような公平な仕組みで、成果直結型かつ非課税でリモートワーク推進を支援」
電気、ネット、書籍代を非課税で清算できるうえ、社員一人一人に最適なサポートを提供します。

【開発ツール】
主にBubble、そのほかにTypeform、Zappier、Integromatなどを使用。累計額は7億と国内最高額となっております。

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Union

【アプリの概要】
Unionは大学関係者のみが利用できるツールで、大学での情報交換や、別の大学の学生や教授とも交流ができるサービスとなっています。コロナ期間に大学に行けない学生が増えたことで情報が得にくくなり、不安を抱えている学生にむけたものとなっています。こちらのアプリは約1000万円の資金調達に成功しました。

【開発ツール】
Adalo 

Adaloについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
Adaloとは?

参考:日本初!Nocodeで作成されたUnion -大学生のためのSNSがプレシードラウンドにて1,000万円の資金調達を実施

ABABA

【アプリの概要】
新卒特化のダイレクトリクルートサービスを掲げており、最終面接まで進んだ就活生のみが登録することができるマッチングサービスです。
最終面接まで進んでいる学生に対しすぐにアプローチできるので、企業側もある程度のスキルを持った学生を探すことができ、リスクが低く面接のコストも削減することができます。

【開発ツール】
Glide、Bubble

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ABABAは現在も急速な成長を続けており、今では経団連にも加盟するほどの勢いです。

ブラリノ

【アプリの概要】
ブラリノは、結婚式の招待状作成たご祝儀などがすべてWebで完結する、結婚式準備サービスです。
すべて無料で利用することができ、オンライン上で全て管理できるので非常に便利になっています。

【開発ツール】
Bubble
ブラリノは日本初のノーコードツールBubble開発での売却事例です。

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参考:ブラリノの資金調達の軌跡

CLITCH

【アプリの概要】
CLITCHはゲーマー同士で繋がり、一緒にゲームをする人を見つけることができるサービスです。
数人で協力して行うゲームは人が集まらないとできないので、こういったサービスがあると、初心者の方でも仲間探しのハードルが下がり、非常にやりやすいと思います。
こちらは2023年にサービスを終了しています。

【開発ツール】
Bubble

参考:OPEN VENTURES、「いつものゲーム仲間」を探せるゲーマー向けコミュニティサービスを開発する「CLITCH株式会社」に出資

Biyo

【アプリの概要】
Biyoは、クリエイター、インフルエンサーが動画を使って独自のポートフォリオサイトを構築することができるサービスです。インフルエンサーが自らを紹介することで仕事の獲得につなげることができます。
こちらは海外の事例で、125000ドルの資金調達に成功しています。

【開発ツール】
Bubble

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SPOTTO

【アプリの概要】
SPOTTOはWeb説明会のプラットフォームサービスで、学生と企業のマッチングサービスです。
SPOTTOを使えば就職活動をオンラインで全て行うことができ、効率の良い就職活動をすることができます。
こちらはアプリ買収にまで繋がりました。

【開発ツール】
Adalo

参考:SPOTTOへのインタビュー

HERE

【アプリの概要】
こちらは海外の不動産投資サービスです。不動産投資を少額から行えるようにすることで、新しい不動産投資の形を生むものなっております。
こちらは約10億円の資金調達に成功しています。
【開発ツール】
Bubble

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Dividend Finance

【アプリの概要】
Dividend Financeは、建設業者や不動産所有者に再生可能エネルギーや効率のいい融資などを提供するためのサービスです。
こちらは数百億円の調達に成功しており、現在は銀行に買収されています。

【開発ツール】
Bubble

ホームページはこちら

iiba

【アプリの概要】
iibaは子育てをする親の方に提供しているサービスで、外出する際に子育てに良い場所を、過去に利用したユーザーが書き込んだ口コミから検索できるアプリです。ユーザーは、実際に利用した場所の口コミを投稿することで、アプリ内の独自通貨を別のサービスに利用できます。
こちらはSNSとノーコードツールを使って資金調達に成功しています。

【開発ツール】
Adalo

参考:iibaの資金調達の裏側

まとめ

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回は『ノーコード開発が資金調達に適している理由』『実際のノーコード開発で資金調達した事例』を解説しました。
実際に、ITRのローコード/ノーコード開発市場の発表では

2024年までに世界のアプリの65%がノーコード・ローコード開発によって生み出される

2025年には市場規模1,000億円を超える

と解説されています。

出典:ITR Market View:ローコード/ノーコード開発市場2025

また、世界では65%のアプリがノーコードによって開発されるとの見解も示されています。
私自身、あらゆるノーコードツールを活用させていただいてる身として、ノーコードツールの進化・発展はここ数年でも凄まじく進んでいると実感しています。数年前までのイメージであった「プロトタイプ用のノーコード開発」だけではなくなっていると身にしみて感じています。
また、数多くのお客様とお話しさせていただいても、スタートアップや新規事業のアプリ/システムにおいて8割ほどはノーコード開発で実現できる、むしろ、ノーコード開発が最適だと本気で感じ、ご提案する場面が多くなっています。

ノーコード開発に興味がある方、まずはお気軽にご相談ください。
ご要望のアプリ/システムの概要やプロジェクトの目的・背景等を伺えれば、ノーコード開発が最適なのかどうか・どのノーコードツールが最適なのかを無料でご提案できます。

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この資料でわかること
・ノーコード開発について
・ノーコード開発のメリット・デメリット

・新規事業において最適なノーコードツールについて
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・ノーコードを活用し、アプリ・システムをマルっと構築して欲しい
・アプリ/システムの土台の構築依頼とその後の運用の内製化(開発人材の内製化)までやってほしい
・ノーコード人材/開発人材/IT人材を内製化してほしい
上記のようなご要望をお持ちの方は、下記よりお気軽にご相談ください。

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執筆者:西澤志門

執筆者:西澤志門

ソウゾウ合同会社代表/一般社団法人Nocoders Japan 理事/公認ノーコードAdaloエキスパート ノーコードを活用して、50以上の新規事業支援やDX支援を行っている。

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