1. Larkビデオ会議の概要と特徴
Lark(ラーク)は、チャットやカレンダー、Docs(ドキュメント)、タスク管理をひとつにまとめた“オールインワン”のコラボレーションプラットフォームです。
その中心的な機能のひとつが「ビデオ会議」。ただのオンライン会議ツールにとどまらず、他の機能とシームレスにつながるのが大きな魅力です。
もちろん、会議に欠かせない基本機能も充実しています。画面共有、録画、バーチャル背景、参加者ごとの権限管理など、ビジネスで求められる機能は一通り揃っています。これらをチャットやDocs、タスクと組み合わせれば、Larkビデオ会議は“情報がつながる業務ハブ”として真価を発揮します。
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2.無料プランと有料プランの違い | 会議の主催には有料プランが必要
Larkのビデオ会議を本格運用する前に押さえたいのが、プランによる機能差です。2025年3月のプラン改定以降、無料のスタータープランではビデオ会議の主催(複数人での開催)が実質できなくなり、他者が開催した会議への参加のみが可能です。会議を自社で立ち上げて運用するには、Proなどの有料プランが前提になります。後述するMinutes(AI議事録)の保存も有料プランの機能です。
| 項目 | スターター(無料) | Pro(有料) |
|---|---|---|
| 会議の主催 | 実質不可(最大1名) | 可能(最大500名) |
| 会議時間 | ― | 最長24時間 |
| 録画 | × | ○ |
| Minutes(AI議事録)保存 | × | ○ |
| 画面共有・Magic Share | ○ | ○ |
3. 導入直後に覚えるべき基本操作
会議の作成と参加(即時/予約)

※前章のとおり、会議の主催には有料プランが必要です。以下は有料プランを利用している前提での手順です。
Larkでは、2つの方法で会議を立ち上げることができます。
1つは「即時会議」で、必要になったタイミングで今すぐ会議を開始する方法です。チャットやカレンダーの画面からワンクリックで呼び出せるため、突発的な打ち合わせや小規模な相談に便利です。
もう1つは「予約会議」で、カレンダーに予定を登録し、指定した日時に自動的に会議を開始できる方式です。定例会議や社外との打ち合わせなど、あらかじめ調整された予定に適しています。
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招待リンク・Meeting IDでの参加

会議に招待する際は、URLリンクを送るのがもっともシンプルです。
受け取った相手はクリックするだけで会議に参加できます。また「Meeting ID」と呼ばれる番号を入力する方法も用意されており、社内利用やRoomsデバイスからの参加に使われることが多いです。
画面共有・録画の基本

会議中に資料やブラウザ画面を共有するのもワンクリックで可能です。
画面全体・特定アプリケーション・ブラウザタブなどを選んで共有できるため、用途に応じて柔軟に切り替えられます。さらに、会議を録画しておけば終了後に自動保存され、Minutesとリンクする形で閲覧・共有できます。欠席者への情報共有や議事録の裏付けとして重宝します。有料版だと上記のような、文字起こしもすることができます。
他のツールと同等レベルの基本設定
自宅やカフェなど、背景を見せたくない場面ではバーチャル背景機能を活用できます。デフォルトでいくつかの背景が用意されており、自分の画像をアップロードすることも可能です。また、参加時に自動でミュートにしたり、カメラをオフで入室する設定も行えるため、環境に応じて柔軟に準備できます。

ビデオ会議だけで終わらせない、Larkの運用設計をご提案します
Larkは、会議・チャット・Docs・タスクを連携させてこそ効果を発揮します。
「どこまで自社で使えるのか」「既存ツールから移行できるのか」など、お気軽にご相談ください。
4. 情報整理と可視化
Minutes(AI議事録)の自動作成 ※有料プラン限定
Larkには、会議の録画・音声を自動でテキスト化し、要約までAIが作成する「Minutes(AI議事録)」機能があります。無料プランには含まれず、有料プランで利用できる機能です。

- 自動文字起こし:会議中の音声をリアルタイムで文字起こしし、議事録として保存。
- AI要約・チャプター:長い会議も要点とチャプターに自動整理。1時間の録画を数分で把握できる。
- ToDo・担当者の自動抽出:決定事項やアクションアイテム、担当者をAIが書き出す。
- 多言語翻訳:議事録をワンクリックで他言語に翻訳。英語会議を日本語で確認できる。
- 検索性:Minutes内をキーワード検索でき、過去の議論をすぐ探せる。これにより「議事録担当者が毎回まとめ直す」負担を大幅に削減できます。無料では録画・保存自体ができないため、議事録の自動化を前提にするなら有料プランが必要、という線引きになります。
Minutesを使うことで「議事録担当者が毎回まとめ直す負担」を大幅に減らせます。一方で、有料プランが前提となるため、「無料では録画まで、有料で議事録自動化まで」という線引きを理解しておくと安心です。
多言語リアルタイム翻訳・字幕
Larkのビデオ会議は、発言を自動字幕として表示し、多言語にリアルタイム翻訳できます。英語や中国語の会議でも自動字幕で内容を追えるため、海外拠点や外国籍メンバーとの会議で言語の壁を下げられます。前述のMinutesと組み合わせれば、会議後も翻訳済みの議事録で振り返れます。
参加者レポートや出席確認

Larkは会議参加者のログも記録します。入室・退室のタイムスタンプや参加時間などの情報がレポートとして出力でき、定例会議の出席確認や出張先からの参加状況を把握するのに役立ちます。教育研修や大規模セミナーでも活用される機能で、エクスポートすればエクセルなどで分析も可能です。
5. チャット・Docs・カレンダーとの連携
カレンダーからワンクリックで会議作成

Larkのカレンダー機能とビデオ会議は密接に統合されており、予定を作成する際に「会議リンクを追加」をクリックするだけで、予約と同時に会議が生成されます。これにより、会議URLを別途発行する必要がなく、参加者に自動で招待が送られるため、スケジュール調整が非常にスムーズになります。
チャット中のメッセージから即座に会議開始

「テキストで話すより直接話したい」と思ったときも、チャット画面からワンクリックでビデオ会議を立ち上げられます。議論が白熱してきた場面や、文字だけでは伝えにくいニュアンスを補いたいときに便利です。チャット履歴はそのまま残るので、前後の文脈も含めて振り返りやすい点が魅力です。
DocsをMagic Shareで共同編集しながら進行

Lark特有の機能である「Magic Share」を使えば、会議画面の中にDocsを直接共有できます。従来の画面共有とは異なり、全員がその場で同じ文書をリアルタイムに編集できるのが特徴です。たとえば企画会議ではアイデアシートを一緒に書き込み、プロジェクト会議では進捗管理表を全員で更新する、といったコラボレーションが可能です。
会議決定事項の自動タスク化
さらに便利なのがタスク管理との連携です。会議中に出てきたアクションアイテムを、その場でタスクとして登録できます。Larkのタスク機能やBaseのオートメーションを活用すれば、会議終了と同時に「担当者付きのタスク」が作成され、進捗管理に組み込まれます。これにより「決めたことが流れる」リスクを最小化でき、実行力の高い会議運営が実現します。
定例会議をテンプレ化する
定例会議は、Docsに「目的/アジェンダ/決定事項/ToDo」のひな型を作り、カレンダーの定期予定にリンクを貼っておくと運用が安定します。当日はひな型を複製してMagic Shareで共有し、決定事項は「[決定]」、タスクは「[ToDo] @担当 期限」で記録。終了後は未完了ToDoを次回用にコピーすれば抜け漏れを防げます。
会議で蓄積した議事録やタスクは、Lark上のAIアシスタント「AnyGen」と組み合わせれば横断的に活用できます。詳しくは「Larkの使い方完全ガイド」もあわせてご覧ください。
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6. 通知・リマインダー・権限設定
会議開始前の自動通知・プッシュ設定

カレンダーに登録した会議は、開始時刻が近づくとデスクトップ・モバイルに通知が届きます。通知のタイミングはユーザーごとに調整でき、10分前・5分前など任意に設定できます。参加忘れを防ぎ、定例会議でも全員が揃いやすくなります。
発言権や画面共有権限の細分化
Larkのビデオ会議では、参加者の権限をきめ細かくコントロールできます。たとえば「誰が画面を共有できるか」「誰が発言権を持つか」といった設定が可能です。小規模会議では全員が自由に発言できるようにする一方で、大人数のウェビナー形式では参加者をミュート状態で参加させ、登壇者のみに発言・画面共有を許可する、といった運営ができます。これにより、会議の性質や規模に応じて柔軟な設定が可能です。

7. まとめ
Larkビデオ会議は、単なるオンライン会議ツールではなく、チャット・Docs・タスク・カレンダーと統合された「オールインワン会議ハブ」です。
- カレンダーやチャットから即時に会議を立ち上げられる利便性
- Magic Shareによる共同編集やMinutesとの自動連携による情報共有の効率化
- 通知・権限管理など、運営性とセキュリティを両立する仕組み
- 定例化や自動化を通じて、チーム全体の会議コストを削減できる点
これらを組み合わせることで、会議準備から実行・振り返りまでを一気通貫で効率化できます。Larkを導入することで、「ただ集まる場」としての会議から「実行力を高める場」への進化が期待できるでしょう。
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